定期検診(メインテナンス)について
大事な歯を守っていくにはどうしたらいいでしょうか?毎日歯磨きをしていたら、口の中には問題が起きないのでしょうか?
もちろん、日々のブラッシングが重要なのですが、口の中の事がよく分かっている歯科医師であっても、完全に磨く事はできません。皆さんも、毎日お家のお掃除はされると思いますが、日常ではきれいにならない所を、大掃除できれいにされる事だと思います。
お口の中でも、ブラッシングで落とせない汚れをきれいにしなければなりません。ブラッシングで落とせない汚れは歯周ポケットの中に残り、その中の細菌が歯周病に大きく関係しています。定期検診の際に行なう歯石除去(クリーニング)はその歯周ポケット内のお掃除をしているのです。
下の図に定期検診を続けた人と、症状のある時にだけ歯科医院に通院した人の歯を失う本数のグラフがあります。50才の頃には10本近く、70才の時には20本もの差があります。定期検診を続けなければ、平均的には50才代には入れ歯になってしまう可能性が高いといえると思います。
歯を失ってからではどうしようもありません。定期検診を継続して、お口の中の健康を守っていって下さい。