中心結節って何?
歯の一部が突起したような形の部分を結節と言います。
小臼歯(前歯と奥歯の間の歯)の、噛み合わせの面にできている突起物が中心結節で、2〜3%の人に認められます。
歯のいろんな部分に結節という突起した部分はありますが、それらはほとんど問題になる事はないので、心配は必要ないのですが、この中心結節は大きな問題になってしまう事があります。
その中心結節は咬む面に突き出ているので、この歯が生えて数年の間に折れてしまうのです。折れてしまうと、場合によっては折れた部分から歯の神経に細菌が感染してしまい、むし歯もないのに神経が腐ってしまう事が起こりえます。
中学生ぐらいのお子さんでむし歯もないのに歯の神経が腐ってしまうのはこのケースである事が多いと思われます。
この結節が折れないよう予防するためには、歯が生えてその結節が見えた場合はすぐにその突起物を補強してあげる事が重要です。
一生ものの歯の神経を生えてから2,3年で失わないようにして頂きたいと思います。